和歌山県伊都郡かつらぎ町 串柿の里 四郷。ここは山間の斜面に転々と集落があり、毎年11月になると鏡餅に飾る串柿の生産が始まります。民家の庭先や沿道に多くの串柿が干され、オレンジ色の景色が広がります。

そんな景色にひかれて毎年通い、2020年で18年目となりましたが干し始めの明るい色から徐々に褐色になっていくさまは飽きることを知りません。
標高400mほどの地域なので見に行くには大変ですが自転車を押しながら景色を眺めながら行くのも一興です。
うまくいけば紅葉にも出会えます。

ところがネット上にもいろいろ写真は掲載されていますが、エリアが広くどこにどんな風にあるのかはわかりずらいこともありマップを作成して見ました。

四郷は東谷、平、滝、広口の4か所を示していますが、東谷には中畑と神野地区、平には大久保と平地区、広口には大松と大林地区、滝には西滝と東滝の小地区に分かれています。

詳しくは かつらぎ町観光協会 串柿の里 四郷を見ていただければと思います。
（イラストマップもありますので参照ください） 

2003年当初から比べると規模がどんどん縮小され、ここ5年位は一気に減少が進みました。上記の地図で茶色のアイコンは串柿が見られなくなった場所になります。
生産者の方のお話を聞いても需要の減少、小型化　また人手不足に後継者問題と苦労があるそうで、今の代で終わりというところもありました。

また普段は紀ノ川の近くで生活し、串柿の作業だけやってくるという方もおられました。

当初目標の20年を越えましたが体力の続く限り追っていきたいと思っています。

過去の写真はアルバムに掲載していますので合わせてご覧ください。
かつらぎ町　串柿の里