立川駅 7時39分発奥多摩行きの電車に乗るため ホームでKH氏と待ち合わせ。
7時30分頃 氏から確認のTEL。私はホーム後方にいたのですが 彼はホーム前方にいました。いや なによくある話で...
予定通り電車は出発。第1土曜日の為 社内には多くの学生が乗っており 制服の様子から3〜4校の学生が乗っているようです。
それ以外は会社に行くと思われる人の他 山や川へ行く人たちが結構乗り合わせていました。
会社つとめの人や学生は青梅を過ぎるといなくなってしまい あとは行楽の人たちがほとんどとなってしまいます。御岳の駅でさらにおりていきました。
程なく電車は奥多摩駅へ到着。いよいよ始まりです。
改札を出て 人通りの少ない場所で組み立て開始です。
途中KH氏がトラブルとあわてる一幕もありましたが 無事に組み立て完了。
私はボトルに水の補給、彼はペットボトルのドリンクを探しに出ていきました。
帰ってきて彼の見せたペットボトルは見事に凍らせてありました。やっぱりこういう要望が多いんでしょうね。
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駅前で出発前の一こまです。
予想以上の好天でこれからの苦労が予想されます。ともかく出発です。
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ここから奥多摩湖までは距離と時間を稼ぐために車道とトンネルを通過しました。土曜日の9時過ぎなのでまだまだ車も少なく比較的走りやすかったです。
途中のトンネルの中でレーサーに乗った人に抜かれたのですが、KH氏はバイクかと思ったそうです。(ちなみに彼は先週自転車を買ったばかりでこれが2度目のサイクリングでした)
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調子よく登っていくと 程なく奥多摩湖に到着です。まずは恒例の記念写真です。
ここで地図を見ながらこれからのコースを確認している間にも 年輩の団体が訪れてきました。さっさと写真を撮ったら出発です。
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ここから深山橋までは湖岸にそって走るため、ほとんど登りが感じられません。ここで私は調子にのってバイクのあとを追っかけて走ったりと遊びが過ぎてしまいました。そのツケがあとでくるのも忘れて... |
深山橋を過ぎて小菅村へ向かう途中で大きな失敗に気がつきました。奥多摩を出るときに昼食を買い込むことを忘れていたのです。 普段だと駅前でなにかしら買うのですが 水の買い出しですっかり忘れてしまいました。
時間はまだ10時ですので食べるには早すぎます。かといって 峠の向こうまで持つわけもありません。急遽 コースを変更して 余沢から途中の原始村を経由して行くことにしました。
案内板にもレストラン・食堂のたぐいがあるように書かれていましたので。
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ところがこのルート、予想外にきつい登りで思いの外時間がかかってしまいました。
ようやく峠と思われるところで休憩です。
この写真で車の向こうは下り坂なんですがわかりますか?ここを登ってきました。
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実はここには少し離れたところに湧き水が出ていたのですが道路からですと崖となり届きません。KH氏が上からいけないか見に行ったのですが残念ながら無理でした。
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この峠を下るとすぐに原始村に到着しました。
ここには縦穴式や横穴式のコテージがあり 一棟でで8人程度寝ることができ 12000円だそうです。そのためと思われますが ここの食堂にはシャワーも完備されていました。
ここで少し早めの昼食です。メニューは頑固なラーメン屋の様に「もりそば」「ざるそば」「天ぷらそば」「天ぷらそば」しかありませんでした。
天ぷらそばは熱いのしかないと言うことで おすすめのざるそばに天ぷらを注文しました。天ぷらは土地のものが出てきました。旅館などであるような山の中でもエビ天でなかったのは嬉しいですね。
蕎麦も地元で採れた蕎麦粉を使っているとのことです。つなぎが少ない蕎麦らしく蕎麦の香りの高い蕎麦でした。なにしろ食べてる途中でそばがきを思い出してしまいましたからね。
麺もまさに手打ちですと言わんばかりの麺で多少幅が違っていたりのばした生地の端っこがあったりと素朴なおいしさでした。(値段がもう少し安けりゃもう一枚食べたんですけどねぇ)
壁には蕎麦畑に花が咲いた写真が飾ってありました。9月中頃に一面の花が咲くそうです。残念ながら今回は見ることができませんでしたが一度そのころに訪れて見たいものです。
食後は店のおばさんと田舎談義です。この辺は冬は結構寒くて雪も積もるそうですが最近は少なくなったとか、長年ここで暮らしているけど周りの景色がきれいなことに最近気がついたとかそんな話をしばらく続けていよいよ峠に向けて出発です。
車もほとんど通らない道をひたすら進みます。
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どうです? この雰囲気なかなかいいでしょう?
この後、道を139号線に向かって行き、合流地点の売店で水分の補給と体を冷やすためにアイスを食べて休憩です。見上げると遙か上の方にガードレールが見えます。あそこまで登るのかと思うとため息が出そうです。この辺の標高が750mほどで峠まではあと500mも登らなくてはなりません。ビルの1フロアの高さが4mとしても125階分ですからねぇ。
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黙々と走り続ける KH氏です。
始めのうち彼はコースを把握していないこともあり 私の後ろを走っていたのですが 随分前から私の前を走っていました。体力と自転車の違いがこの辺からはっきりとしていました。(辛いなぁ)
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後から来る私を待つKH氏ですが 彼も結構疲れているようです。影の中で休憩していました。
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この後は差が開くばかりで私も写真どころではありませんでした。途中 足がつりそうになりあわてたりしました。(だから最初に調子にのるなっていつも思っているですけどねぇ)
途中隣の鶴峠への道が見えたのですが 切り通して開いた様な道であちらを走るのは大変だろうなと思いました。(奈良周辺に詳しい人なら 女寄峠への道が似ていると思いますよ)
木立の中に広がる青空や白い雲はまだまだ夏の景色の様ですが 高度を上げるにつれ風が冷たくなってきているのがわかります。なにしろ1000mあたりまで来ると気温は6度も下がるんですからね。
休憩をとるたびに地図を眺めあとどれくらいだろうと話をするのですが 行けども行けども峠にはたどり着きません。 辛い登りの途中で ようやく待望の湧き水を発見です。
早速顔や手を洗います。 残念ながら飲むには多少不安がありましたが 冷たい水はなによりのごちそうでした。
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手前の水たまりに落ちないように岩を伝い落ちてくる水を手で受け、顔や手を洗う気持ちよさ、たまりませんねぇ。写真を撮るために2度も3度も行ってしまいました。
よく見るとKH氏の背中が汗で濡れているのがわかりますよ。
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辛い登りもようやく終わりです。奥多摩駅から28km、念願の峠に到着です。残念ながら展望は良くありませんでした。早速 おきまりの記念写真の撮影です。 |
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ここからは大月までの下りです。地図を見る限りかなりヘアピンがあったりとなかなか楽しませてくれそうです。
後から登ってきたバイクのグループが下って行ったのを見届けて出発です。
スピードを味わいたい気持ちとせっかくの下りを長く楽しみたい気持ちが微妙に混じり複雑な気分です。まぁ 事故を起こさないように下りを楽しみましょう。
下り始めるとすぐにスピードは増し ブレーキをかける指を忙しく動かしてスピードコントロールです。
最初のヘアピンを抜けてしばらく行くと眼下にこれから下って行く道が延びていく景色が目に入りました。
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画面中央に道があるのがわかりますか?
これからどんどん下っていくのがわかります。
楽しみですねぇ。
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少し雲がかかりあまりいい景色ではありませんが南側の山並みです。
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道は幾度とカーブを繰り返して行きます。スピードと見えないカーブの先への緊張感。これだから下りは止められません。もう 写真なんかそっちのけで下りを楽しんでいました。
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楽しんでいる二人がわかりますか?
下っていくと途中でダム工事の関係で道が変わっており ループ状のトンネルを抜けるのですが、ここで後ろからの車を嫌ったKH氏が猛然とスパートし前方へ飛んでいきました。
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道が下方に延びているので上から彼の姿をとらえることができました。
おそらくこのあたりなら60km近いスピード出してと思います。
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下で待っていた彼と合流して さらに下ります。 途中に2カ所細い隧道があったのですが どうやら工事の関係もあり上と下で確認を行っているようです。 |
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これは2本目の隧道ですが入り口で警備の方が抜けるまで下で止めているから大丈夫だよと教えてくれました。
確かに下で我々が来るのを待っていました。
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下るに従い集落も大きくなってきます。振り返ると今下ってきた山を見渡すことができました。
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ようやくこのコースも終わりです。大月の市街に近づくにつれ車は多くなり喧噪が戻ってきます。駅前で記念撮影です。 |
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駅前で無事に終了したことをビールで乾杯です。後は電車に乗れば終わりです。
少しゆっくりしすぎたために 予定の電車に乗り遅れるハプニングもありましたが もうあわてる必要はないので二人ともいい加減なもんです。
駅前で自転車を分解中にKH氏が「これ自転車の部品じゃないですか?」と 言うので見てみるとなんとヘッド小物を忘れているではありませんか! 錆の具合から夏休み中のツーリングだと思うんですが これを忘れた人はどうやってこの後走ったんだろうなんて考えてしまいました。
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電車の中でKH氏はさらにビールを味わっていました。私はというとお腹がすいていたので電車の出発までの間に駅弁の釜飯を平らげてしまいました。ほろ酔い気分でお腹一杯のおじさんにすっかりなってしまいました。
電車はこの後 夕暮れの中を走り高尾についた頃にはすっかり暗くなっていました。
電車を乗り換え立川で解散です。多くの人が行き交う中で自転車を組み立てる二人かと思いきや大学のクラブとおぼしきグループが組立を行っていたので我々は隅の方に追いやられてしまいました。
組立も完了し それぞれ自宅へと走り始めました。
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