九度山人さんと葛城古道

 今日は九度山人さんと東佐味のさくらんぼを目当てに葛城古道をはしることにしました。
自走されるということで「ばあく」のソーセージを買いに行ったのですが登りに差し掛かったところで前の変速が効かないことに気付きました。落とすことは出来たのですがあげることが出来ません。ワイヤーの伸びのせいかと調整をしていると、なんとシフトワイヤーのアウターが不良と言うことが分かりました。とりあえずセンターギヤに固定して行く事にしました。
 ばあくに着いてみると時間が早いせいか店は閉まっていました。仕方が無いので少し上のほうまで散歩がてら登って行きました。金剛山の登山口でしばらく休憩して店に戻ったのですがやはり閉まったまま。九度山人さんが作業をしていたオジサンに尋ねてみたら普段は9時頃から人がいるので今日は休みだろうとの事...水曜定休だったようです。
ばあくへ戻る道
 仕方が無いので諦めて松月堂へ甘味を求めて出発です。途中に御霊神社があったのですがなかなか大きな神社でした。その横の八幡神社の側にあった看板にはなにやらいわれも書いてありました。
御霊神社 八幡神社

 集落を下っていくと 北宇智の駅の手前に松月堂さんはあります。ここででっちようかんと三笠を購入。ここの三笠は皮を型に流して焼くのではなく平板の上で焼くので1枚1枚微妙に異なるんです。

 このあとコンビニで昼食のおにぎりを購入したときに九度山人さんが応急処置のアイデアを出してくださり早速実行。
ストローをアウターにかぶせてビニルテープで固定したのですが見事に復旧できました。これで高天の登りも安心です。

松月堂
アウターが割れてます ストロ-の上からビニルテープで補強

 今度は東佐味へさくらんぼを採りに行きます。京奈和道路の側道を通りR24に出たのですが車が多く少し走りずらいでした。そのうち逃げ道を探さないと。
 東佐味についてさくらんぼを探すと...あれれ、土曜日には結構あったのにみんな落ちてしまったようで殆ど残っていませんでした。今年は気候のせいかまだ黄色いうちから落ちてしまった実も多く、成長もよくなかったようです。土曜日の分も甘味が去年よりなかったですし。

 ソーセージにさくらんぼ、2つも狙いを外してしまいちょっと残念でしたが気を取り直して高天へ向かいます。
 東佐味から田圃の間を通って高鴨神社へ。今年のさくら草展示ももう終わるところで半分しかありませんでした。
 
高鴨神社から風調庵の前を通り、せっかくだからコーヒーぜんざいを食べてと思ったらこちらも水曜定休でした。

高鴨神社のさくら草
2004/5/8撮影
 今日はついてないのか次回へのお楽しみなのかなかなか上手く行きませんねぇ。まぁこんな時もあるでしょう。
気を取り直して高天への登りを始めます。ここは葛城古道、葛城の道の中でもトップクラスの登りです。距離は短いものの急な坂道を登らなくてはなりません。
前半の終わり。振り返ると景色はいいのですが 後半の中ほど。急なので蛇行走行しています 高天彦神社の手前。
ここまで来るともう大丈夫
 高天彦神社から高天沢不動滝まではのんびりと押していきます。滝の前では空気が冷えてとても気持ちがいいです。
早速冷たい滝の水で喉を潤しました。
高天彦神社の杉並木へ向かう九度山人さん 不動滝へはのんびり押して上がりました 高天沢不動滝 手に止まり中々動かない蝶
 ここでお昼にしましたが、ばあくのソーセージが買えなかったのでコンビニのソーセージで辛抱しました。次は絶対買うぞ。涼を楽しんだ後は橋本院へ移動です。押してきた山道も下りは乗車できます。
高天彦神社から橋本院へは集落の中を通っていきます。こんな山の中になぜ人が住むようになったんでしょうね。
 橋本院はいろんな花や木がある茶花の寺でもあります。ちょっと前ならボタンが咲いていたのですが今年は開花が早かったということですっかり終わっていました。次は紫陽花の頃ですね。
 花は無いもののしばらく散策を楽しみました。

 ここでコーヒータイムです。松月堂で買った三笠とでっちようかんをコーヒーで頂きました。ちょっと変な取り合わせかな。
手焼きの三笠 でっちようかん
車の音も聞こえない、聴こえるのは風のざわめきと鳥の声、そんな中で午後の日差しは眠気を誘います。実際一人で来たときはよく居眠りするんですよね。しかし 今日はまだ先があるのでそろそろ下ります。

 ここからは亀クライムと称されたコースの上半分を下ります。そうです今日は逆周りのため下れるんですよね。
南郷の集落を抜け一言さんへ向かっている途中で梅本とうふのことに気付きました。今日は平日のためやっているはずです。葛城古道から少し離れた場所にあり、すぐ着きました。
 早速ざるとうふを頼んだのですがとうふは作る量が少ないのですでに売り切れでしたが、店内の試食コーナーでウコンとうふ、金剛とうふ(もめん)、葛城とうふ(きぬ)がまだ少し残っていました。 置いてある鰹節を九度山人さんが削ってくれいると店の方が「これをそこで焼いて」と揚げを2枚渡してくれました。おもわず「これは試食ですか」とたずねるとそうだということです。残っているときはいろいろ試食させてくれるようです。揚げを焼いて豆腐を食べていると、[豆乳鍋をどうぞ」と出してくださいました。豆乳に出汁を加えた鍋ですが美味しかったです。とうふも揚げももちろん美味しかったですよ。
 葛城とうふ(きぬ)も箸でもっても崩れないくらいしっかりした豆腐でした。もう何もつけなくてもいいくらいでした。

 試食しているとお店の方が問い合わせてくれて、取り置き分がキャンセルになったということで金剛とうふが二丁ありますというではありませんか。ちゃんと密封されているので自転車でも持ち帰れます。氷も入れてくれてお土産が出来ました。
梅本とうふ店 試食コーナー 鰹節を削り終えた九度山人さん

 試食で2度目のお昼ご飯(^^ゞを終え、次へ向かいます。中村邸を始めとした古い町並みを通り抜け、一言さんの脇を抜け楢原へと向かいます。楢原周辺はこの春、拡幅されたので走りやすくはなったのですが以前の趣は失われた気がします。舗装されていなかったのがせめてもの救いでしょうか。
 以前聞いた話ですが最近の農機具が大型化したため従来の道では通れなくなり道を広げなければならなくなったそうです。なかなか難しいところですね。
 九品寺から田圃のあぜ道を通り、六地蔵へ、そこからは住宅地を通りぬけラッテたかまつへと向かいます。
 今日最後のお楽しみはラッテたかまつです。
4時頃到着したのですが喫茶は3時半までということでアイスとソフトクリームしかありませんでした。
 それに楽しみにしていた試飲の牛乳も終わっていたのです。が、お店の方に話しかけたらまだ残っているということで出してくださいました。やっぱり美味しい牛乳でした。

ダブルをオーダーした九度山人さん。すごく嬉しそうです
 アイスクリームを楽しんだ後は帰路につきました。途中JAの直販所でばあくのハム、ソーセージがないかと寄り道したのですが残念ながらありませんでした。
 市街地を走りぬけR309までご一緒したところで九度山人さんとお別れです。楽しい一日でした。