高天でそうめん


(写真提供:ぬのめさん)
 今年の春ごろだったろうか、「夏にそうめんやりたいねぇ」という話が出たことがあった。「どこでやろうか」、「高天の滝はどう?」なんてことがやり取りされていたがその後話が持ち上がることは無かった。

 7月の末ごろ、レオさんの掲示板にぬのめさんが1枚の写真を掲載した。
それが右の写真だった。滝の水を使った流しそうめんを食べてきたときのものだそうだ。

 この写真を見たときにそうめんの話を思い出し、実際に高天沢不動滝へ下見に行って来たのが8月12日だった。


この日はここまで
 高天沢不動滝は葛城古道ポタでよく行く高天彦神社の奥にある小さな滝で金剛山への登山客が時折側を通るくらいの静かな場所だ。落ちてくる水は夏でも冷たく、きれいな水である。ここへ来たときにはいつも喉を潤して行くところです。

 以前 来たときに水の中にそうめんが落ちているのを見たことがあり、ここでやったんだなぁとは思っていました。

 12日は一人で来たのですが、幸い 割り竹はそのまま残されていました。やはり中の節はきれいに削ってありました。
滝から水が流れるように配置してみると上手く行きそうです。
 掲示板に夏休み最後の土曜日の8月28日「高天でそうめん」のタイトルで参加者を集うと嬉しいことに10人近くの人が名乗りを上げてくれた。我が家の家族と共に15人にもなりそうでした。


こんな風に出来ました
(写真提供:九度山人さん)
 日程が近づいていくにつれ 台風16号が接近してきました。非常に大型で非常にゆっくりした台風のおかげで当日の天気が気になります。日増しに降水確率は高くなり木曜日にはとうとう60%になってしまいました。
 準備だけはしておきたかったので前日27日に九度山人さんと長男に協力してもらって再び行ってきました。今日は竹の掃除と仮組です。

 竹は長く放置されてあったので中は汚れているのでたわしできれいに磨き上げました。残念ながら色は戻りませんでしたが。前回は岩の上に置いただけだったので低くて食べずらいので、同じく捨て置かれていた細い竹の足を再利用し、何とか腰より少し低いくらいの高さに設置できました。人数が多いこともあり前回の2本から3本へパワーアップしました。
 
 しかし天気予報は相変わらず回復しませんでした。それでも降水確率が50%に下がったのが希望でした。中止/決行の最終判断は27日21時としていました。天気予報はまったく変わらなかったのですが、台風が非常にゆっくりしていること、北の高気圧が割合頑張っていたこともあり決行の判断下したのでした。

 今回は食べることが目的でしたの走る距離は短く集合を遅めにしたこともあり、九品寺に集合しました。
 九品寺から楢原、今回初登場の裏道を通り葛城古道へ合流、これまた初登場の梅本とうふで豆腐と揚げを購入して風の森から高天へ。
 高天で楽しんだあとは東佐味から重阪、吉野口と周り、今住の街並を通り抜けて掖上から九品寺へと戻りました。

 今回は往路、復路のPOTデータを用意しました。実際のログではなく手でプロットしたものですので時間データはめちゃくちゃですのでご注意下さい。

 諸般の都合で辞退された方もあり結局自転車は10名、それにうちの家族3名のパーティとなりました。
当日の朝7時過ぎに雨が降り出し、一時は慌てたのですが8時過ぎには上がり予定通り集合場所へと向かいました。
九品寺、楢原、そして裏道
 九品寺へ向かう途中金剛山方面を
金剛には厚い雲がかかっていました 九品寺駐車場に集まった面々 この道を抜けて 楢原の東屋に到着
 楢原からはちょっとだけ地道を下りました。

cancanさんと児玉さんは先行したので写真がありませんでした
TETUさん 辰巳さん 加茂屋さん
leonarhodoさん 竹村さん OHCHOさん 九度山人さん
今回 初めて通った裏道は田圃の中を通って行きました

風の森へ
葛城古道を通り、梅本とうふでとうふを買って薄揚げの試食を頂いたあとはR24を越えて旧道で風の森峠へと向かいます。
梅本とうふで試食
(写真提供:OHCHOさん)
道路が舗装されて走りやすくなった旧道。天気もまずまずで快調に登ります。
峠につく頃には時々日差しも出てきました
竹村さんは登りで大苦戦 休憩中 まもなく到着

高天へ
 台風のおかげか天気の割には展望が開けたこともあり、あまり使うことが無い展望クライムコースへと進みました。短いですがきつい登りが待っています。
これが展望クライムコース (写真提供:OHCHOさん)
 きつい登りが終わるとまるでご褒美のように東から南にかけて展望が開けます。
ここから少し下り高天への登りが始まります。
(えっせっかく登ったのに下るの!)
あと少し 登りきったところには
(写真提供:OHCHOさん)
 山麓線(県道30号)を気持ちよく下るのはちょっとだけ。そのあとは本格的な登りが待ってます。
快調に登る人、のんびりいく人、それぞれです。
快調な辰巳さん リア2サイド・ミニには辛い
パワフルな児玉さん あと少しでひと段落 休憩中 登り終えてドリンク休憩
 ここまで来るともう高天は目の前。
追い抜いて行ったサポートカーが待ってます。
何度来ても辛いぞ おぉ青空が 自販機前で休憩
 高天彦神社へは旧道と駐車場へ行く新道があります。合流を急ぐ私は新道で、他のメンバーは旧道を選びました。
旧道を行く面々
登り終わって嬉しそうな顔 ようやく着いた〜 コスモスを眺める

いざそうめん
 高天彦神社から不動滝へは歩きです。車に積んだ荷物をみんなで運びあげます。
 前日に仮組をしていたので本番はスムーズに設営が出来ました。湯を沸かすテーブルも用意していよいよそうめんの始まりです。
まずは記念撮影
(写真提供:cancanさん)
お湯は沸いたかな
流しそうめん、始まり始まり
流す すくう 食べる お肉もどうぞ
涼しい風とつめたい水で涼を取りながら、流れてくるそうめんに歓声があがります。
これでもかという位そうめんは流れ、いつしかみんなの動きはゆっくりとなってきました。
とうふも皆さん好評だったようでした。

(食べるのに忙しくて写真があまりありません)
いきまっせぇ〜 食後のコーヒータイム

復路
 今回復路については特に決めておらず、天候、時間に応じて変える予定でした。
 目一杯滝で遊んだつもりでしたが終わってみるとまだ2時半。時間に余裕がある上に台風を忘れてしまうくらい天候ということもあり重阪、吉野口ルートを行くことにしました。
 荷物を車に積み終え、今度は新道を下ります。
相変わらず先行の2人
あっという間に消えていきました ほな いきまひょか

 このあと下りを楽しみます。30号を越えると短い激下り坂。そのあとは旧道を行きます。
風調庵、高鴨神社の前を通り再び30号へ。東佐味でR24を越えるとのどかな道へと変わります。

 少しの登りをこなすと重阪(へいさか)までは木々の間を快適に下ります。
例によって下りの区間は写真がありません。興味がある方は是非お出で下さい。
(注意:途中にごみ処理場がある関係で季節や風向きによっては匂いがあります)
東佐味からの登り
重阪から吉野口への道。時折車は通りますがのどかな景色が広がります。
吉野口駅で輪行組3人とお別れです。
夕日を浴びて電車は出て行きました。
吉野口を過ぎて程なくcancanさんとお別れでした。
後ろのおじさんはずっと見ていました 家路へ向かうcancanさん

 このあと今住の街並を通り掖上へ。ここで辰巳さんとお別れ。
ここから児玉さんがご自分の知っている道で引っ張って頂きました。豊年橋で児玉さんともお別れ。

 OHCHOさん、竹村さんを九品寺まで送る途中で未紹介のログハウス風喫茶店でおしゃべり。
このお店、あまり広くないこともあり今まで未紹介でしたが、いい雰囲気のお店です。

 ひとしきりおしゃべりしたあとは九品寺でお二人とお別れ。一人で今来た道を帰っていきました。

今日も一日お疲れ様でした。