レーザー彫刻機を新調しました

今まで使っていたのは2017年に購入したもので、1台目は小型のものでした。

Laser Engraving Machine

加工が面白くなってくると大きなものが欲しくなり、次に購入したのはこれ。

レーザー彫刻機のその後

アルミ材とアクリル材を使って自分で組み立てるキットでした。当時の製品は大部分がオープンハードウェアと呼ばれるような作りでした。

レーザーモジュールは当初 7W と称されるものがついていましたが、15W、20W、30W、40Wと交換していきました。40Wの頃から光出力5Wと併記されるようになりました。レーザーモジュールのエレベータ機構を改良したり、コントローラーボードを汎用品に交換しリミットスイッチを付けたり、ホーミングできるようにとか改良していました。40Wモジュールに交換後はエアーアシストを追加もしました。

カバーの変更と機能追加(LED照明、カメラ、エアーアシスト)

またプーリーに割れが出たのでメンテナンスで全交換したりして使っていました。
しかし最近加工精度が落ちていることに気づきました。円をカットすると正円になっていませんでした。(初めからかも)

最近レーザーモジュールも光出力10w、20W、30Wと高出力のものも出ています。しかし20W以上は電源も24Vになりますし見るからに重量がありそうで駆動できるかわかりませんでした。

そこで現在の構成で使えそうな光出力10WのモジュールをAliexpressに発注しました。

実は今、とあるところでレーザー加工のお手伝いをしている関係で、Amazonを見ていると破格の製品が見つかりました。


見つけたものは WAINLUX L6 で 10Wモジュールが搭載され、エアーポンプも同梱されています。


メーカーサイトでは$799($100offで$699)、Amazonでは¥46,999(8/23現在)で販売されています。

ところが Amazon で¥35,970 (8/15時点)で販売しているところがありました。(8/23時点で¥35,980)これ ¥140/$ で計算するとメーカー希望価格の約36%なんですよね。

ということでポチッてしまいました。実は届くまで製品が違うとか不安でしたがちゃんと届きました。

今まで使っていたのは長辺 400mmまで加工できたのですが L6では335x350mmまでしか加工できません。しかし、そんな長いものは加工したことがないので多分問題ないでしょう。幸い今まで使っていたハニカムボードをも収まりました。ただしサイズの関係で300x350mmしか使えませんでした。

 

このモデルは前面側が下げてあり、対象物の出し入れが容易になっているのも特徴です。

 

 

 

しかしいいことばかりでもありません。
エアーアシスト用のホースがノズルの関係でヘッドの左側になるのですが。X軸のリミットスイッチに干渉してしまいました。(左図の赤丸のホースが右図の赤丸のスイッチにあたる)

 

そこでホースを右側から繋げるように3Dプリンターでノズルを作成しました。


灰色のは付いてきたものでオレンジのフードを組み合わせていました。白いのが作成したものですがパイプの向きをかなり横にしたのでオレンジのフードとカバーは外してしまいました。


だいぶ向きが違うのがわかると思います。
ちなみに加工テストを行っているのでノズル先端が煙で変色しています。

オレンジのフードに付いているフォーカス合わせは使えなくなるのでレーザーモジュール本体からの距離で合わせるように作った治具を使っています。

 


ノズルの固定は2本のねじで出来るので楽でした。

 

 

 

 

 

 

ところで Aliexpress で購入したレーザーモジュールですが、こちらも到着(6日間で到着、速っ!)動作確認もできました。

このモジュールはホースをつなぐジョイントも装備されており、フードを使わなければ右側に回すことができました。しかし、ジョイント部の内径が 2mm位しかなく、流量の不安がありました。そこでこちらもパイプ右出しのノズルを作成しました。


ノズルの固定ですが、オリジナルはイモネジを使用していました。3Dプリンター製で3mmのねじを切るのは難しいので内部にナットを埋め込み、3mmのねじで締めています。ナットをはめるのが大変でした。

 

 

 

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