子供のころ夏休みには自由課題などで何かを作らせられることが多かったですよね。
先日ガラクタ整理をしていたところ10年以上前に買っていたロジックICが結構出てきました。
74LSシリーズや、Z80シリーズ、DRAM,SRAM、EPROMなどなど。
Z80で自作CP/Mシステムを使っていたことが懐かしく思い出されました。
使うことは無いかもしれませんが捨てるのも忍びなかったのでちょっと遊んでみることにしました。
手始めにブレッドボードとジャンプワイヤーを購入。
電源は+5VですのでUSBで給電するようにしました。
とりあえず手持ちのクロックなどでちょっと遊んでみたのですがあまり面白くない。
で、調べてみると面白いものを発見しました。
XMEGA Xminilab 2.42インチ有機ELディスプレイ
2chオシロスコープ・8chロジックアナライザーモジュール
http://www.gabotronics.com/development-boards/xmega-xminilab.htm
日本橋の共立エレショップでは ¥11,178-で販売されていますが、今回は通販ショップエレファインさんから購入しました。
http://www.elefine.jp/SHOP/Xminilab.html
税込¥8,640-と送料¥510-の合計¥9,150-でした。
さていかような代物でしょうか。
機能としては
- 2CH オシロスコープ
- 8CH ロジックアナライザ
- シグナルジェネレータ
- 2CH 簡易電圧計
- 周波数カウンタ
- スペクトラムアナライザ
などなど。
さらにUSB接続でPCやAndroid端末でも操作可能とのこと。
さすがに画面は2.42インチと小さいので精細な波形は見られませんがこれだけの機能がついてこのお値段、お得ですね。
まぁサンプリングが 2Mspsと低いのでアナログの帯域は200khzと低いですけど、ブレッドボードで遊ぶには十分でしょう。
これ自身をブレッドボードに装着も可能ですが、ロジックアナライザの入力3.3vなので74LSシリーズで使うには5V → 3.3Vの変換も必要ですので、他に機能を加えてテストボードを作ることにしました。
8個のLED、8個のスイッチ、2つのプッシュボタンにクロック回路を加えることにしました。
今回はプロトモデルですのでオンボードにすべて搭載しました。うまく行ったら小奇麗なケースに入れたモデルを作り直してみたいな。
製作は老眼が進んでいるうえに、半田付けも久しぶりなのでなかなかうまく行きませんでした。
今回は配線を楽にするためにポリウレタン線を使って見たのですが、これもこつをつかむまでは大変でした。
で完成したのがこれ。
右上はXminilab です。写真ではロジアナ Bit0、オシロ 1chを表示しています。
左上は可変信号発生部分。その下にLEDが8個とSW 8個。SWの左にプッシュSW 2個。
SWの右側はオシロの入力 2個とAWS 出力です。
最下部は入出力端子群です。
LED は2番目と4番目にSWを接続しています。
ロジアナ Bit0 にはクロックの出力、オシロ Ch1 にはAWS出力(正弦波を設定)を表示させています。
これとブレッドボードを組み合わせれば簡易なアナログ回路やロジックICの動作を確認することが出来ます。
簡単なものとしてはダイオードの順方向電圧とかトランジスタの増幅動作、CR回路での方形波の変化、ロジックICでは論理回路やカウンターの動作などが出来ます
さてどんな課題を設定して動かしてみましょうか。
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