と、タイトルは書いてみたもののこの手のネタはネット上には腐るほどありますので簡単に紹介です。
せっかくですので今まで使っていた i7-4770 と比較してみました。
まずは CPU-Z。左が i7、右がRyzen5 です。
シングルスレッドでは 428:503 で1.18倍ですが、マルチスレッドでは 2081:4006 と 1.92倍になっています。スレッド数は 8から 12の 1.5倍ですがコア数が増えているのも効いているのかもしれませんね。
次は Cinebench R15.これは今更ですがやってみました。
左が i7、右がRyzen5 です。
OpenGL はビデオカードが違いますので参考程度ですが 76.26:151.6 でした。
CPUは 747:1533 と2.05倍となっています。かなり速くなっていますね。
次は懐かしいHDBENCHです。CPUとメモリを計測してみました。
桁がはみ出しましたので書いてみますと、
i7は
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW
176897 881471 209005 703026 664780 1242008
Ryzen5は
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW
402015 560475 304714 3027250 1709720 3613592
メモリはDDR4 なので高速になってますね。
意外なのはIntegerの数字です。
Float はRyzen5が1.48倍になっていますが、Integerは逆に0.64倍と下がっています。確かにCPU単体はIntelのほうが速いとは言われていましたが、これは...
もう一つ SuperPi 104万桁を試してみました。すると、
やっぱりRyzen5のほうが遅いです。0.75倍でした。う~ん使い方によってはRyzen5は遅くなる可能性がありました。
まぁ Integerだけしか使わないなんてことはないでしょうから全体としてはやはりRyzen5が速いといえるでしょうね。
次はより実践的な動画の変換処理でテストです。
使用するのは XMedia Recorde 64bit です。
アクションカムで撮影した5分の動画(MP4)1920×1080、bitrate 25Mを同じくMP4ですが1280×720 bitrate 1.5Mに変換してみました。
198s:101s で1.96倍のスピードでした。
これで動画編集が速くなりそうです。
ついでと言っては何ですがGeForce のNVENCによる高速化を試してみました。
ただしRyzen5 には GTX 1050ti が搭載、i7-4770 には GT640 が搭載されていますので両者の比較は意味がありません。
i7-4770 + GT640 では
198s が85sと2.33倍になりました。
Ryzen5 3600 + GTX1050ti では
101s が63s と1.6倍になりました。
CPU性能が低い分 i7は効果が大きいですね。
しかし出力された動画(bitrate 1.3M) はブロックノイズの発生など少し残念なものでした。
CPUだけでも従来の約2倍ですから投資効果は出たかな。