先日購入したGS-775M ですが、高回転に伴う音の大きさにもとに戻していました。
S値によるモーターへの印加電圧は前回調べたのですが、実際の回転数はどれくらいなのか気になって測定してみることにしました。
計測は反射型接近センサー(RPR-220)を使用し、ER-11 のスパナ用に削ってあるところで測りました。
計測にはデジタルストレージオシロスコープを使い波形を見ました。1回転あたり2回の波形が得られます。
775 と 775M の値をまとめてみました。
S値 | 775 周期 (ms) |
775 回転数(RPM) | 775M 周期 (ms) |
775M 回転数(RPM) |
100 | 47.0 | 1,276 | 14.0 | 4,285 |
200 | 16.0 | 3,750 | 5.4 | 11,111 |
300 | 12.0 | 5,000 | 4.0 | 15,000 |
400 | 9.0 | 6,666 | 3.7 | 16,216 |
500 | 8.0 | 7,500 | 3.35 | 17,910 |
600 | 7.6 | 7,894 | 3.25 | 18,461 |
700 | 7.4 | 8,108 | 3.2 | 18,750 |
800 | 7.2 | 8,333 | 3.08 | 19,480 |
900 | 7.1 | 8,450 | 3.04 | 19,736 |
1000 | 6.8 | 8,823 | 2.96 | 20,270 |
なんと775MはS値200で10,000回転越えていました。最高は20,000回転を越えていました。
これじゃぁ使える範囲は300までですね。それ以上はうるさくて。
ところでモーターへの印加電圧波形も見てみましたが、結構波形が複雑でした。
S100
775Mを使っている場合は電圧が安定するまで1秒弱かかるようですが、
切削初動時の移動で吸収される時間ですね。
今は試しに775Mに付け替えましたが回転速度の設定が悩ましいところです。
従来より高速にはできるのですがはてさて。