このコーナーは パソコン通信 J&P Hotlineに掲載したレポートを紹介します。
94年9月12日掲載 |
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94年10月19日掲載 |
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94年10月22日掲載 |
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94年11月6日掲載 |
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94年11月13日掲載 |
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94年11月27日掲載 |
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94年12月4日掲載 |
津風呂湖一周 |
95年4月12日掲載 |
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95年5月2日掲載 |
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96年4月22日掲載 |
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97年6月1日掲載 |
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97年11月17日掲載 |
94年12月4日掲載 |
津風呂湖一周 |
昨日は野暮用があり、走ることができなかったので 今週も再び日曜日に走ることになった。 朝は天気も思わしくなかったことと昨夜のOLTの後 眠りについたのが朝5時だったこともあり 8時過ぎに起きだし 9時半過ぎの出発となった。おかげで気温はかなり高くなっており 走るには都合がよかったが... 今日のコース取りは夏に子供達と泳いだことのある 吉野川の公園でコーヒを沸かし 陽だまりの中ですすり 適当に走り帰るつもりだった。 ところが行ってみるとその公園は立ち入り禁止になっているではないか。落ち着いて辺りを見回してみるといたるところで柵が壊されている。さらに回りには水が流れたような形跡があるではないか。 公園のシーソーは根こそぎひっくり返されており 滑り台などはコンクリートの基礎がむき出しになっている。多くの砂が積もり足場が不安定になっている。 どうやら この先のダムの放水か何かで水位が上がり あちこちに被害を与えたようだ。やむをえず当たり障りのない場所を決め込み 湯を沸かし予定通りコーヒータイムとした。 日は高いとはいえこの時期の川風はやはり寒い。先週で懲りているので今日は一枚防寒用に着込んでいるので多少は救われる。 コーヒーを飲み干し さらに先へ進むことにする。ここで時計を見ると11時半近くなっており 昼食を取ることを考えなければならないことに気が付いた。 今までは朝早く出ていたので帰ってから食べれば済んでいたのだが 今日は出るのが遅過ぎた。それにこのまま帰ったのでは余りに能がない。 結局途中で何か買い込んで 津風呂湖まで足を延ばすことにきめた。この判断があとでとんでもないことを引き起こすことになってしまうのだが... 川遊びには季節はずれの日曜と言うこともあり なかなか買出しを出来ないまま津風呂湖の近くまで来たところで一軒のパン屋を見つけバッグに無理やり押し込み一安心。次はいよいよ津風呂湖だ。 山あいの道を登っていきしばらくすると津風呂湖畔の温泉が見え、間もなくダムに到着する。津風呂湖は治水の為の人工湖である。 ダムの脇には一軒のひなびた店がある。この店は私が高校生の頃 毎夏休みの終わりに訪れたところだ。当時の雰囲気そのままに今も営業を続けているようだ。 せっかくなので暖かい缶コーヒーを買い 世間話をする。聞いたところでは今年はやはり異常なほど暖冬とのこと。例年であれば11月半ばには紅葉はすっかり落ちるのだが今年は今ごろ紅葉となり さらに色づく前に落ちる葉も出る始末。 それに去年は11月後半に積雪があったという。本当に暖かい冬で終わってしまうのだろうか... ダムを渡ったところで先ほどのパンとコーヒーで軽い昼食をとる。 静かな湖面を見ながら食べるのもおつなものである。 一息ついたところでこれからのコースを検討する。 津風呂湖は昔にも何度か訪れたことはあるのだが 一周したことがないことに気づき、今回一周を行うことを決める。ただし そのまま走るのでは面白みに欠けるので途中の吊り橋を渡ることにする。 湖畔沿いの道は釣客の車が所々止めてはあるものの 比較的道幅もあり快適にながす。しばらくいくと最初の吊り橋が見えてきた。外周道路から離れ吊り橋の方へ向かうと数か所に看板が出ている。全長160mの吊り橋だそうだ。 ようやく吊り橋に辿り着いて なるほどと思う。ワイヤーで吊っている人道用の物だ。脇の注意書きには一度に10人以上渡らないで下さい。 自転車は押して渡ってください。 と 書いてある。なぜサイクリング車なのか ふと疑問に思ったが渡ってから謎が解けた。この橋とこれから渡るもう一つの橋を結ぶコースが近くの運動公園を起点としたサイクリングコースになっていたのだった。 橋を渡ったところには帆船を模したアスレチック施設があり 親子2人で遊んでいた。 早速 サイクリングコースへ足を向けたが このコースは他には珍しく自然のままの道であり 落葉を踏み締めながらはしることになる。はやりのMTBなどにはもってこいかもしれないなどと考えながら先を急ぐ。 2つ目の橋は鋼鉄製の枠で固定されており 揺れもほとんどない。そうそう最初の橋は結構揺れて楽しい橋だった。 橋を渡り 再び周回コースへ戻る。車は時折 通るのみで険しい上りもなく気分良く走れる道だ。気持良く走っているうちに国道へと辿り着く、といっても車はほとんど走っていないが.... これからは帰りのコースとなるが途中からトンネルを抜け和紙の里(紙漉きの里)窪垣内へ抜ける。この辺では紙漉きを見学出来るところもあるそうだ。 ここからは吉野川沿いの道を走るのだが下市あたりとは違い山あいの道である。木立の中を走る国道はドライブにも申し分のないコースである。 清水の流れる吉野川を見、鳥のさえづりが時折聞こえる道を走る。わずかな下りのようでペダルも比較的軽い。実はこの時点ですでに走行距離は50Kmを越え今年に入って最長距離となっている。まだ20K以上はあるのだが走りきれるのだろうか... そんな景色にも別れ再び車の喧噪とともに走ることとなる。この辺は秋から3度目になるだろうか。先週も走ったコースである。 先週と同じく309号 車坂を抜ける。さすがにきついひざの上の筋肉が時々つりかけている。それでもどうにか車坂を越え吉野口を目指す。この辺りは昔の道が残っており車に気をつけなければならないので 建設中のバイパスを無理やり走ることに今までにも幾度か走っており何とか走れることは分かっている。 それに日曜日でもあり 工事はしていないだろう。 しかし わずか後にとんでもないことになるとは思いもしなかった。 未舗装の道はダンプの轍や砂利があり 走りにくい、まぁ承知の上だし先週の山道に比べればましである。スピードもそこそこでるしここを抜ければあとは軽い峠を越えるだけだ。 未舗装があとわずかで終わり位のところで こぶを幾つか乗り越えた。前方から来た軽自動車が速度を落としている。その時 前方3m程のところに 幅40cm、深さ20cm位の溝があることに気が付いた。 しまった! フルブレーキをかけるが未舗装の道では速度を落としきれない。ハンドルを引くジャンプで乗り越えられるか! どうにか前輪は越えたようだが自転車全体が跳ねてしまった。轍にハンドルを取られる。溝があるため車が通っておらず路面が荒れ放題になっている。 方向が定まらない。不規則に自転車は跳ね回り次第に左側へ流されていく。左側には30cm程の側溝と石積みの壁だ。この勢いで側溝に落ちれば... 無我夢中で自転車をほうり出し 両手を壁に押当て自転車ごと側溝へ落ちることはどうにか防いだものの 左の頬を壁にぶつけてしまった。 立上り、頬に触れてみる。出血はない。どうやらこすらずには済んだようだ。手のひらはグラブのおかげで打撲で済んだ。衣類は破れずに済んでいる。 自転車を起こしギヤ回りを確認していると変速レバーに血が、両手を見ると右手親指から出血していた。手をついた時に切ったようだ。 再び 自転車の確認を始める。パンクはない。前後輪とも振れは出ていない。やはり溝を越えることは出来ていたようだ。 ふと左側のクランクに目を向ける。ん、なんかおかしい。センタースタンドとに隙間が狭いようだ。しまった。クランクが変形している。どうやら飛び降りに近い形で止まったのだがその時に地面のぶつけたようだ。 とりあえずは乗車可能と分かったもののクランクの破損は痛かった。こいつばかりは自分で整形できるかどうか... 気を取り直して走りはじめたが やはり左足がしっくり来ない。まいったな〜 右手は親指を怪我したためハンドルを思うように握れないし、頬は痛いし。 クランクを代えるとなるとチェーンホイル、チェーン、フリーホイルと総代えになってしまうなぁ〜 大きな出費だぞ〜 もしフレームにゆがみが出てたら... 最後の最後でとんだ失敗をしでかしてしまった。 まぁ 気持よく走れたから辛抱するか。 |